『まなざし』と『品格』

久しぶりに登場のさっちゃんは、珍しくキリリッ。

そろそろ出てくれば、の声に振り返った顔が、

「やだにゃん」って言っているみたいでした。

風呂蓋の上で、ぬくぬくを満喫しております。

いろんな場所で、いろんな人と会いますが、

その物腰やら振る舞いやら言葉づかいには、

にじみ出る『品格』というものがあります。

相手をどうみているのか。

他者に向けられている『まなざし』から醸し出されるもの、とでもいいましょうか。

たとえば、自分を売り込んだり(自己アピール)、人と異なる意見を言う際の『品格』について。

強気と勇気は違うだろう。

遠慮と謙虚は違うだろう。

言うべきことを言う勇気、言いたくても黙る勇気。

自分の言動が及ぼす影響についての客観性。

そして、特に管理職にほしい『品格』。

相手(部下)を人として尊重する気持ちを持っているかどうかは言動に表れてしまいます。

私自身、勘違いをしていた時期があったかもと冷や汗タラタラなのですが。

優しさや温かみといった『母性』的なもの、あるいは、職員を育み見守る姿勢があるやいなや。

これは、「お客様」である利用者のことを、人として本当に心から尊重しているか否か、でもある。

介護施設で管理職クラスの方にお会いすると、その方の立ち居振る舞いから受け取る印象と、職員(利用者さんたちも)の醸し出す雰囲気は、間違いなくリンクしているのがわかります。

管理職こそ接遇研修や認知症ケア研修を受けてもらいたいと言いたくなるのもしばしば(>_<)

きれいごとを並べていても、もっともらしいことを言っていても、

その人自身が認知症高齢者を見る『まなざし』に『品格』があるかどうかはバレバレなのであります!

介護職の質の向上を言うなら、経営者・管理者クラスの質の向上もお願いしたいと思います。