年末年始に読んだ本

伊予市にある「郡中まち元気サロン 来良夢」で

毎月開催されている「いよほんプロジェクト」。

昨年12月は「年末年始に読みたい本」でした。

私が「読む予定です」と紹介した2冊がこれです。

 ⇒「いよほんプロジェクト」の様子はコチラ

それぞれ持ち込んだ理由を聞いていると、

仕事観や人生観が滲んできて良いのです。

参加した皆さんが持ち込んだ本によって私の世界も広がる、とてもお得な時間であります。

劇団ひとり著「陰日向に咲く」は、11月の「いよほんプロジェクト・泣ける本」で熱く語られた本。

持ち込んだ方の「語り」に動かされて購入していたものを、この休み中に読みました。

私の「泣ける本」には入らないけれど(^.^)

「うまいなあ」と感心しました。

人はウソをつく。私もウソをつく。

人はウソでできている。正直なウソ。

一回もウソをついたことがないなんて言える人がいるだろうか。そんなことを思っていました。

  一点を見つめ眠気にあらがっている (^.^)

 

 「チェルノブイリの祈り 未来の物語」は、2015年ノーベル文学賞受賞。

発表があったときに初めて知って購入し、休日に集中して読もうと思っていた本です。

1986年のチェルノブイリ原発事故に遭遇した人たちの悲しみを聞き取るドキュメント。

「未来の物語」の意味するものは・・・。

 

 『この本はチェルノブイリについての本ではありません。

 チェルノブイリを取りまく世界のこと、私たちが知らなかったこと、

  ほとんど知らなかったことについての本です。』  (筆者の言葉より)

 

冒頭の「孤独な人間の声」から、衝撃に打ちのめされながら読み進むことになりました。

事故直後にかけつけた消防士の妻の語りが、この本の全てを表しているようで、

とちゅう何度か、冒頭の一章にもどりながら進みました。

彼女が語りたかったのは、悲惨な夫の死についてではない。

「私があなたにお話ししたのは愛について、私がどんなに愛していたか、お話ししたんです。」

 

介護や看護に直接関係するような本は、休み中も当然読んでいましたが、

そうではない本も、今年もたくさん読みます!