「長期的に専門的な医療が必要」な認知症?

昨日の愛媛新聞記事の切り抜きです。

「認知症対策国家戦略」について、

実効性に疑問を呈する内容でした。

どう評価するかは難しすぎて正直わかりませんが、

ひとつ「ん?」とひっかかったのが、

『「長期的に専門的な医療が必要となることもある」

 などが追加された』 という点でした。


あれ? 

認知症になってもOKな地域を創るんじゃなかったっけ? 

医療と介護の連携 とか 地域包括ケア とか 進めていくんじゃなかったっけ?

精神科においても 入院を減らして(or期間を短くして)地域で暮らす支援をするのではなかったっけ?


長期的に専門的な医療が必要な認知症・・・?


記事によると・・・

  精神科病院に入院する認知症患者が約5万3千人以上。

  そのうち約3万人は1年以上の長期。

  国際機関から改善を求められている。


実際に私の身近なところでも、

認知症の親が入所している介護施設の職員から、

  「精神科を受診してもらわないと」

  「こういう状態が続くなら精神科へ入院」

と言われた人が存在します。

「面会に来ると“帰宅願望”が出て困る」という理由で、面会の頻度を制限するような施設ではあるのですが。



「国家戦略」として発表されたものって、

一般の人の『常識』『共通認識』みたいなものになる可能性を秘めているものだと思います。

やっぱり長期入院が必要な認知症があるんだなあ、なんて思われてしまわないか。

それが心配です。


介護 がんばりましょう!