久しぶりに、通院の付き添いがありました。
職員の言動が、やっぱりどうしても気になってしまいました。
某総合病院の看護師たちは、言葉は丁寧だけれど、早口で一方的で笑顔がない。
アイコンタクトもなく、「私は忙しい」オーラを前面に出している。
外来の窓口には、ひっきりなしに電話がかかり、高齢の患者も次々に何やら言ってくる。
受付の人は悲壮感を漂わせながら応対している。
もちろん、言葉は丁寧だが、さらに早口で笑顔がない。
ごった返す待合で、高齢の初診患者らしい人から聞きとりをしたあと、大きなため息をつきながら戻っていく看護師。
ちょうど私の横を通ったので、びっくりしつつも、「たいへんやなあ」と同情する。
それにしても。
このたくさんの患者さんたちのほとんどが、当たり前のことのように受け入れているのがすごい。
病院とはこういうものだ、看護師は忙しいものだ。
センセイの顔を見て、検査して、薬をもらえたら、それでいいのだろうか。
ほんとうに?
そんなに早口で一方的に説明したら、わからないこともわからないではありませんか!
たいへんなのはわかるけれど、相手の反応をうかがってほしいなあ。
せめて顔を見てくれないかなあ。
ほんの数秒の手間をかけて、ちょっとニコっとしたら、自分の気分にも良い循環になるのではないかなあ。
別の某クリニックは、うって変わって楽しかった。
新規らしく美しい設えなのだけれど、テレビは大音響でワイドショーをやっている。
ホテルのフロントかと思うような受付には、コスメ売り場のようにフルメイクの方たちが並んでいてびっくり。
奥から覗いた薬剤師か看護師らしき方も、全く同じメイクの顔だったので笑えた。
診察室のほうから看護師が呼びに来たけど、テレビがうるさくて、高齢者には聞こえないし。
とても丁寧な言葉づかいに聞こえたけれど、子ども扱いされている感はぬぐえない。
そして、ピンクのナース服に黒のナースシューズ(しかもサンダル)という足元を見て、ギョッとする。
診察室の中では、高齢の患者に配慮して手助けしようとしてくれるのですが、相手に合わせるという視点がないため、チグハグに。
どちらの職員も、患者に対する言葉づかいは、けっこう気を使っているなと感じました。
しかし、話し方や表情や視線、立ち居振る舞いについては意識が向いていない。
表面的な言葉にとらわれすぎているのかもしれません。
次のステップへ進んでいただきたいものです。
患者を呼び出すときは、まっすぐに立って、最後まではっきり言って、反応を確認してから次の動きに進む。
体を斜めにして顔だけ出したり、歩きながら呼んだりしないでください。
ぱたぱた ぺたぺた ずるずる 足音をたてないでください。
テレビをつけるなら、音量に配慮してください。
待合には、体調のよくない人もいます。
患者に何かを渡すときには、向きに気をつけて、相手が受け取りやすい位置で、片手を添えてください。
長いセンテンスで一気にまくしたてないでください。
特に高齢者は、一文を短く、反応を見ながらお願いします。
何よりも、清潔感です。
ヨレヨレ しわしわ パツパツ すけすけ 困ります。
患者の傍で跪いて話を聞くとき、両方の脛を床(土足)についている看護師がいました。
もしかすると足腰の具合がよくないのかしら?と思いましたが、それなら隣に腰掛けたらいい。
大勢がいる待合のなかで、問診をとったり入院の説明をしたりするのはやめてください。
ザワザワしているから、声は大きくなっていきます。
そばにいる者も、なんだか気を使ってしまって居心地がよくないです。
誰も見てないし気にしていないのかもしれません。
でも、私は気になります。