1月7日に松山市内で開催された「ノーリフトセミナー」に参加してきました。
日本ノーリフト協会代表:保田淳子氏の講義は、ご自身の経験を基にしたわかりやすい内容で、導入しようとすると必ず聞こえる「お金がない」「時間がない」「人手がない」という声に対しても、『ケアの質を上げる』『文化を変える』マネージメントが重要だということを強調されていました。
「ノーリフト」(持ち上げない・抱え上げない)というのはツールのひとつであって、要するに、どのような看護や介護を目指すのかというケアの理念の問題なのですよね。
腰痛予防対策とケアの質を上げることは、両立されなければならない。
働く人の健康(教育も含めた環境整備)を省みない職場は、つまり、利用者の生命と暮らしの質を大切にしていないことになるのだ。
日本の医療や介護で働く人の意識(文化?)から変えていくのは並大抵のことではないのだけれど、すでに“職員募集”の段階を超えて“利用者募集”で「ノーリフト宣言」事業所であることをPRしているところもあるという。
何でもそうなのだけれど、やっているところはやっていて、その気になればやれる!
「変えられない」を変えられるかどうかは、本気でやるかどうかなのだと改めて思った次第です。
愛媛にも、ノーリフトに取り組んでいる病院があります。 ⇒美須賀病院看護部
「セーノ」や「ヨイショ!」の掛け声をなくそうという取り組みは、
そうされている側の患者や家族の立場からも大いに喜びたいことではないでしょうか。
1月14日(土)19時~21時と、1月15日(日)10時~12時
おふくの介護塾で伝達講習会を開催します。
※同じ内容ですので、ご都合のよいほうへ
◇「ノーリフト」について知りたい方
◇「ノーリフト」導入に取り組みたいと考えている方
◇職場や同僚の理解を得られなくて悩んでいる方
どうぞふるってにご参加ください。