第1回「本好きのための読書サロン」

8日(土)初めて開催した「本好きのための読書サロン」は、テーマを「絵本」にしました。

私自身は、あえて<にゃんこ本>を外していたのですが、やはり、絵本に<にゃんこ>はつきものですね~(^^)

初めて知る<にゃんこ絵本>が何冊も登場。

さっそ2冊を購入して、おふく文庫入りしました。

「ネコリンピック」益田ミリ(著)平澤一平(絵)の帯には、「参加対象0歳~100歳超 メダル付!」とあります。ほんとうにメダルが入っていて、「自分のメダルは自分で作ってもいいんだにゃ~」というメッセージが。

むかしむかしの記憶では、「オリンピックは参加することに意義がある」っていうことの「平和の祭典」でしたが、今や、目指せメダル量産。

自分のメダルは自分で作る。そういう『自由な強さ』をもってないとしんどい世の中なんだにゃ~。

映画にもなった「すーちゃん」シリーズの益田ミリさんが絵本を出版されていたのは初めて知りました。ほかに「はやくはやくっていわないで」「だいじなだいじなぼくのはこ」などがミシマ社から出ています。どの絵本も、0歳から100歳まで!

 

『だんろのまえで』鈴木まもる(作・絵)は、雪のなか道に迷った男の子が、不思議な家の暖炉の前で、うさぎやネコと過ごして、おひさまの中に飛び出していくという・・・。読む人の心のままに、いかようにも読める、まさに絵本の王道をいって深いこと深いこと。鈴木まもるさんは、鳥の巣研究家でもあるとか。

 

絵本好きの皆さんが持ち寄った絵本たち。

外国のものは、なんといっても色がすごい。

翻訳者によって微妙に違う印象になるのも、また面白いです。

 

「星の王子さま」ポップアップ絵本が登場したときには、「おお~っ来たよ~っ」という歓声が!

この美しさ楽しさは、これはもう大人の贅沢ですね♪

 

みなさん ありがとうございました。

 

熱く語りあうなかで一致したのは、「大人にこそ絵本を」。

もっと早く、もっと高く、もっと遠く、もっとたくさん、そんなことばっかりの世の中だから。

自分にも、子どもにも、お年寄りにも、「待つ」ことが大事。

待つということは、時間を与えること。

時間を与えるということは、愛を与えること。

 

次回の「本好きのための読書サロン」は、12月10日(土)19時~21時です。

おすすめしたい本、自慢したい本を持って集まりましょう。