リーダーって苦労ばっかりなの?

多肉植物の葉から、小さな芽が出てきました。

1mmあるかないかの。砂粒のほうが大きい。

はみ出したから摘まれて放置されていたのに、自力で再生していくのってすごいです。

とある場所で、とある介護リーダーさんたちの話を聞きながら、苦難を成長の糧するということについて深く考えさせられました。

「リーダーって、何も良いことない」「苦労ばっかり」という話は、

聞いているだけでも辛くなるほどの大変さです。

 

私自身も、かつて主任とか師長とかいう役職を引き受けて、反省と後悔の日々を送りました。

四面楚歌で、自分の存在というものを全否定されているような気がしてくるのです。

通勤途中、対向するトラックが車線をはみ出して来たらいいのに・・・そんな妄想を抱いたことも。

身の程知らずの役を引き受けてしまったという後悔ばかり。

他人に腹を立てては、自分のいたらなさ、人間の小ささを反省することの繰り返し。

 

若いリーダーさんたちの話を聞きながら、かつての私を思い出していました。

今の私は、少しだけ、先を見ることができます。

 

スタッフの反対を押し切っても、自分のケアの信念を、リーダーとして貫いた先にあるもの。

 

反対していたスタッフたちに、リーダーとしてかける言葉を一緒に考えました。

ほ~ら、やれてるじゃない! 私の言ったとおりでしょ! って言いたいところだけど(笑)

そこを別の価値付けに変換してみましょう。

反対していたスタッフたちの成長につながるような「勇気づけ」の言葉。

 

「本人も家族も喜んでくれている、家族が言ってくれた言葉を伝えられます!」

・・・おっ、それいいね。

・・・それをアイメッセージで言うと?

「私は、家族から○○と言ってもらって嬉しかった。」

・・・いいねえ。

・・・もう一声いこう。

「ありがとう」

・・・すばらしい!

 

おめでとう。

リーダーとして、ひとりの人として、ステージを上げました。