ひとりのために

おふく玄関 南天の下の万年青(おもと)。

今朝の水やり時に、新芽を発見しました。

鉢一杯になった株の中からたくさん出ていました。

小さな小さな猫のオブジェは、

さっちゃんが来たときにいただいたもの。

子猫の行動パターンに不慣れだった私の不注意で、ツンツンして落とされて尻尾が折れました。

あれからずっと、ここで見守ってくれています。

万年青の花言葉は「長寿」「崇高な精神」。


最近、介護保険の更新手続きや医療費に関する手続きなどをお手伝いすることが続きました。

一般市民にとっては、ほぼ初めて経験することなのでタイヘンなのです。

行政や事務の人たちが丁寧に説明してくれてありがたいけれど、よくわからんから言うとおりにするからよろしく頼みます・・・こんな感じでしょうか。

 

←南天の木にも、花芽がたくさんつきました。

  よかったよかった。

 

行政や福祉などの公的なお金を使わせてもらう時、肝に銘じている言葉があります。

「公的な立場から見れば、あなたは100人のうちの1人にすぎない。」

20数年前、長男のことであちこち動き回っていた私が言われた言葉です。

なんて冷たい言葉かと思うと同時に、とても合点のいく、納得のできる言葉でもありました。

「なるほど、そういうことか!」と。

 

ならば私は「ひとりのために」、と思ったのでした。

ボランティア団体で活動したり 介護施設などで働いたりしてみてわかったのは、

「ひとりのために」を実現するなら自分でやるしかないということでした。

自分の身の丈に合ったやり方で。

 

季節ごとに変わらずくりかえす植物の営みは、

初心を忘れていませんか? ぶれていませんか? と問うてくれてありがたいです。