整理・収納や片付けノウハウが流行っているようです。
アドバイザー資格講座の広告もよく見ます。
先日 おひとり暮らしの方から物置の片づけについて相談がありました。
今のうちに整理をしておきたいが・・・ということでした。
おふくの手を利用できる旨をお伝えしましたが、
お話をうかがいつつ『気持ちの整理の準備』をお手伝いした気がします。
数年前に亡くなった“つれあい”の方の趣味の物や ご両親の家具。
物置には 未開封のものも含めて「引き出物」類の箱が。
「なんとかしないとと思いながら、なかなか手を付けられない」 という言葉の奥には、
「捨てるに捨てられない」という気持ちがおありです。
「捨てられない」という気持ちを まず尊重したいと思います。
ちょうど『月刊ブリコラージュVol.229』に
「片付けは介護~私は片付けヘルパー」という記事があって とても参考になりました。
整理収納アドバイザー:永井美穂さんによると、
◎「片付けは心の問題」で 心の問題がすっきりすると今まで動かなかったお年寄りが動き出す。
◎生前整理は「死ぬ準備をする」のではなく、「どういうふうにこの先を生きていきたいかを考えていく」。
◎無理に捨てようとしないで、「必要と思うものを残す」という発想に変える。
◎洋服、本、などグループに分けていくと片付けのスイッチが入る。
◎ものに詰まっている思い出を話して聴いてもらうことにより、踏ん切りがついて手放すことができる。
傾聴しつつ そばで支えるということですね(^.^)
ご相談くださった方との関係づくりをしていきます。