本を読むということ

「本を読むというのは、なにか。

 それは、『自分の心の扉を開いて』、自分の中から、

 『自分の心の深いところ』に出ていくことである。」

  「河合隼雄『こころの読書教室』新潮文庫」 

   加藤典洋さんによる解説文からの引用です。

 

「本を読むことで、相手の話を聞くだけではない。

 じつは本を読みながら、自分の思い、ひとりごとに、 

 誰かが耳を傾けてくれていたことにも、後になって、気づくのだ。」

 

加藤さんは こう言います。

ほんとうに そうです。

本を読んでいるときって 誰かの話を聞きながら 自分と対話しているのです。

自分との対話に、

本の作者 (あるいは登場人物の誰か) が付き合ってくれている感じです。

私は そんな読み方をしています。

小説などの物語だけでなく いわゆる「実用書」というジャンルのものでも同じです。

自分の内側へ入っていける本が 私にとって“面白い”本です。

『こころの読書教室』は、

河合先生が「読まな損やでぇ」という本のリストをあげて、

その内容を基に“こころ”のことを考えます。

深いことを やさしく楽しく話してくれる本です。

 

「本を端から端まで読むと 単に何かを『知る』ということ以上の体験ができると思っている。

 一人の人に正面から接したような感じを受けるのだ。」

・・・と「あとがき」にあります。

 

6月15日の「ときめきブックレビュー」では、

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ここが面白い 私はこう読んだ そんな体験を語り合います。

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