賢い利用者になる(2)

要支援1の認定を受けた人の家族(妻)から聞かれました。

 今朝は資源ごみ(ビン)を出す日でした。

 (要支援1の)夫に これまで通りごみを出しに行ってもらいました。

 あとで 「介護保険使っている人がごみを出しに行っていいの?」と心配になりました。

 ごみ出しに行っても大丈夫でしょうか?

さあ あなたならどう答えますか?

 

ちなみに要支援の認定を受けて利用したのは、

階段やトイレや玄関の手すり設置 段差解消ステップのレンタル シャワーチェア購入です。

老老ふたり暮らしで ぼちぼちやっています。

ごみを出す場所は 家の玄関から数歩の所です。

 

妻が聞きたかったのは、

「ごみ捨てに行くのは『要支援1の老人』にふさわしい姿かどうか」 ということのようでした。

 

これまでどおりの役割を果たすことができるように、

痛みや転倒の不安から活動が制限されないように、

住宅改修や福祉用具の導入をしたはずなのですが。

 介護保険のお世話になった → 『障害老人』になった

こんな暗示にかかるくらいなら、

自費でできる範囲の対策をして 気を張って暮らしていたほうが良かったかもしれません。

どうやったってリスクはゼロにはならないし、

できないことが増えていくのも また自然なことなのだから。

 

介護保険の“そもそも”の理念や 介護予防のとらえかたについて、

利用者側がちゃんと知って理解して利用するようにしたいと思いました。

お風呂の楽しみがもどって 階段の不安もなくなって、

ステップや手すりがあることで またごみ捨てに出られるようになったのだから

堂々と行けばよいのです。

その結果 次の更新時に「自立」という判定になったら万々歳ですよね。

  ・・・最近あった わたしの実家でのお話でした。