昨日のセミナーは『マナーと言葉づかい』でした。
敬語は「私が、相手との位置関係をどのように捉えているか、を伝える表現」であること。
最近の接客で耳にするヘンな言葉づかい。
・・・そんなキホンのキホンをおさえたあと、
介護の現場で頻回に使われる「促し」「依頼」「指示」の言葉かけについて検証しました。
質問の形にして語尾を上げたらいいですよ
そうしたら 利用者は「命令されている」と感じないですよ・・・
そんな傲慢なことが書いてある“介護職のためのマナー本”が実際にあるのです。
利用者を『お客様』扱いするための『敬語』を教わって鵜呑みにしていないか。
職場でマニュアル化されたことを鵜呑みにしていないか。
マニュアル化することの落とし穴は、
マニュアルに沿わない利用者やスタッフが悪者になることです。
責任転嫁できてしまうことです。
知らず知らず『傲慢』なこころもちになっていないか、
利用者の意に反することを「促し」「依頼」「指示」していることに 鈍感になっていないか、
ときどき自ら検証する必要があります。
100%の正解はないし やってもやっても次なる“課題”は生まれてくる。
そんな“ふり回される醍醐味”を感じられる職場なら、
マナーも言葉づかいも けっして『傲慢』にはならないと信じています。