地域力と防災力

おふくの真正面には 国道をはさんで消防署があります。

リフォーム工事が終わって この家に「入居」してから、

毎日のように隊員の方たちが訓練している姿を見ることになりました。

35度を超えるような酷暑の日々にも、

レスキュー隊と思われる制服の方たちの 厳しい号令が聞こえていました。

年の瀬のせまった今日も訓練が行われているようです。

ありがとうございます! お疲れさまです!

かつて大きな施設に勤めていたとき、

設備は基準通り完璧だとしても 昼間の職員総出の訓練はできたとしても

もし自分がフロアーに一人の夜勤で火災報知機が鳴り出したら 実際どうなるんだ・・・?

そう考えると怖くて途方にくれて 偉そうに指導なんてできないと思いました。

ある施設には 長い長い螺旋状の 立派な避難用スロープがありました。

お年寄りの車椅子の行列を 実際の緊急時に誰がどうやって避難させるのでしょうか?

車椅子自走できる若者だって これを一人で降りるのは逆に危険でしょう?

フロアーの安全な場所に集まって 救助を待つほうがいい?

 

とにかく火災を予防するしかないのだけど、

現実に施設火災の悲劇は繰り返されていて、

大きな施設を離れた今も 想像するだけで足がすくんでしまうのです。

 

特定非営利活動法人 全国コミュニティライフサポートセンター 発行

「地域力こそ防災力!!小規模介護施設が火災(災害)から生命を守る、知恵とコツ!!」には、

『安心や安全は 人と人がつながり 創り出せる』 とあり、

実際の小規模施設の取り組みが紹介されています。

意識の強さと行動の積み重ねが大事だ と教えてくれます。