出会いの一瞬(3)

おふくのキッチンにかかる「坂村真民詩集 日めくりカレンダー」。

今日 4日の言葉は、

『強くあれ 優しくあれ 清らかであれ』 とあります。

先日 まさにこの言葉のような方と ご縁がつながりました。

 

花壇の水やりをしているマユミさんに、

「きれいにしてますね」 と声をかけてくださった女性との『出会いの一瞬』。

道端での何気ないやりとりから話がはずんでいき、

その女性が「坂村真民記念館」のボランティアガイドをされていることがわかりました。

私も真民さんの詩が好きで 記念館で本やカレンダーを購入したことを伝えたところ、

「真民さんが出会わせてくれた」 と喜んでくださいました。

そして ご自身の70数年の波乱万丈の人生譚を話してくださいました。

 

どんな困難のときにも 誇りを失わない 感謝を忘れない 欲張らない。

襟元に小さく巻いた淡いピンクのスカーフが なんともセンス良く可愛らしい方でした。

後刻 わざわざ再び訪ねて来られて封筒を渡されたのですが、

中に入っていたのは おふくのために選んでくれたという真民さんの詩でした。

 

  消えないものを 求めよう

  消えないものを 身につけよう

  消えてゆく身だけれども

  消えないものがある

  それは 愛 そして真心   

 

真心こもった優しい字で 便箋に書いてきてくださいました。

出会いの一瞬に 何かが響きあってつながることができました。