『腰痛ゼロ宣言』で始動!

2017年度「愛媛県新人介護職員定着促進プロジェクト」に参加した「社会福祉法人・大島福祉会」(愛媛県今治市)は、より良いコミュニケーションにつながるツールを導入して、職場環境の改善に取り組まれました。

そして今年度は、『腰痛ゼロ宣言』です!

昨年度からのご縁で、私も一年間かかわっていくことになりました。

⇒ 過去記事「つながりました♪」はコチラ

大島福祉会は、島しょ部の事業所ということもあり、「職員定着」を目指した取り組みを行っています。

 

昨年度は、職員間あるいは、組織と職員のコミュニケーションに焦点をあてた取り組みでした。

 

今年度は、「職員の健康」「腰痛予防・腰痛対策」に焦点をあてます。

 

2月の美須賀病院による研修を機に、2018年度の取り組み計画を練ってきました。

そして、この「腰痛ゼロ宣言」ポスターができました!

 

以下ポスターの文言をコピーします。

 

「今いる職員が働き続けられる職場環境+新しい職員が来てくれる職場環境

そのために『ノーリフト=抱え上げない介護』の導入に取り組みます

また、介護だけにとどまらず、日常業務での腰に負担がかかるあらゆる作業について検証し、改善することで腰痛ゼロを目指します」

 

 

先日行われた介護労働安定センター愛媛支部の出前講座「腰痛予防とケアの質向上~持ち上げない・抱え上げない~」(講師・米子)の冒頭で、施設長が『腰痛ゼロ宣言』と今年度の取り組み計画を発表。

 

グループでの意見交換も取り入れながら、「新・職場における腰痛予防対策指針」の改定ポイントや、腰痛予防対策を「古い文化」から「新しい文化」へと変えていく必要性、パワーに頼る介助法が対象者にもたらす悪影響、自分の動作の工夫などをお伝えしました。

 

 ⇒ 研修の様子は、大島福祉会・阿育苑のホームページ

 

 

 

「かけ声だけに終わるんでは?」

 

そんな声が聞こえないわけではないが・・・というのも事実。

 

部署間や職員間で足並みそろえて一斉に!というわけにはいかないと思われます。

 

じゅうじゅう承知のうえで行われた『腰痛ゼロ宣言』でのスタートです。

 

すでに変化が始まっているということを、ともかく全体研修の場で共有することができました。

 

実際に「腰痛がある」という職員がいて、「もっと知りたい」「やってみたい」という職員がいて、福祉用具もあります。

 

被介助者が苦痛に感じたり2次障害をおこしたりするのは嫌だ、安心して快適にすごしてもらいたい、そう思う職員がいます。

 

そして、同じ地域で先進的に取り組んでいる美須賀病院が協力を申し出てくれています。

 

 

 

あとは、推進していくためのマネージメントです。

まもなく立ち上がる推進チームと共に、現状把握や課題抽出、取り組み目標の設定などを応援していきます。

 

今治・大島へ通うのが楽しみな一年になりそうです♪