人にやさしい介助を学ぶ⑧

人にやさしい介助を学ぶ⑧の報告です。

「インフルエンザのため欠席」という人が複数あって、ちょっと寂しいスタートでしたが、近況報告をかねた「介助に関する困りごと」を出し合い、知恵を出し合い、身体を動かし、「そういうことか!」とガッテンを押し合いました。

この勉強会は、キネステティクスⓇベーシックコースを修了したメンバーが中心となって開催しています。

「人にやさしい介助」を実践するためには職場の仲間が必要なのですが、なかなか厳しいというのが実際のところです。

今の私たちにできることは、関心をもってくれる仲間を一人ずつでも増やしていくこと、関心をもってくれた人の学びの場を創り、実践を継続していくこと。

 ⇒キネスティクスについてはコチラ

 

参加者の声から一部紹介します。

皆さん ありがとうございました。

 

●一方通行ではない介助を意識してやってみたら、これまで聞いたことがないような反応が返ってきてうれしかった

 

●されるがままになってしまっている利用者に、見る・触れる感覚を使う働きかけをしてみたら、自分の身体についての意識をとりもどせるかもしれない

 

●職場の状況や立場があるので、自分ひとりだけが「丁寧なかかわり」をやろうとしても難しい

 

●うまくいかなくてしんどいときは、「手段」が「目的」になってしまっているかも

 

●周りを変えようとすると難しいけど、自分の身体の動かし方を知っているのと知らないのとでは違う、まず自分自身の健康に意識を向けたら実践できることがある

 

●介助のしかたを大きく変えるのは一人では難しいが、身体の触れ方や言葉がけの仕方を変えることならできるのでは

 

●一緒にやる、一緒に動く

 

後半は、「ポジショニングセミナー」の伝達をかねて、スピラドゥの紹介をしました。

 ⇒ 過去記事はコチラ

 

皆さん、弾性ストッキングに苦労した経験をお持ちでした。

スピラドゥを使った着脱の仕方を体験してもらって、さっそく「欲しい!」ということに(笑)

 

 ※スピラドゥの愛媛県内販売は、有限会社ジェイコム鳥生(089-993-2766)にお問い合わせください

 

車イスから車に移乗する介助のとき、車の座席上で座りなおしてもらうのが難しい認知症の方について。

最初から座席にシートを置いておけば、座りなおしが簡単にできるかも!という発見をしたりもしました。

 

 ⇒スピラドゥ日本サイトで、動画を見ることができます

 

「これはいい!」と思ったら、まずやってみる。

ただ、相手は意思も感情もある人間なのだということを忘れないでね。