傾聴スキルアップ講座④の報告

傾聴スキルアップ講座④日曜コースを開催しました。5月からスタートした連続講座の最終回は、なっちゃんも参加。皆さんの足元を探検して歩いたり、一人遊びをしたり、静かに過ごすお利口さんでした。皆さまが帰ったあとは、お気に入りの場所でぐっすり眠りました。

やさしく見守ってくれた皆さまに感謝です。

講座では、これまでの復習をしたあと、傾聴スキルのひとつである『要約』の実習をしました。

相手が話したことを『要約』して返すというものですが、やってみると、これがなかなか難しい。

自分の感想になっていたり、自分の言葉でまとめてしまっていたり、話の内容への反応をストレートに返していたり(笑)。

 

ふだんの会話では、いかに自分本位でやっているかがわかります。

皆さんがすごいのは、やってみて、即座に自分で気づいていかれるところでした。

相手の話したいことを、いったんそのまま受け取って、それが相手に伝わるように返す。

特に、「感情」にかかわる言葉(表現)をキャッチして再現するのがコツです。

そうすると、話し手は「きいてもらっている」と実感しやすいものです。

 

ふり返りから、一部をご紹介します。

 

●「あなたの話を聴きますよ」という自分の気持ちや態度の伝え方が、まず大事だとわかった。

 それが伝わって初めて、話してもらうことができる。

 

●自分の中のフィルターを通して話を聞いていることがよくわかった。

 

●話をきいているとき、自分が先に結末を描いているところがある。

 自分がストーリーを作って、それに当てはめようとしているようなところがある。

 

●利用者さんの不安な気持ちを共有して、少しでも和らげてあげられたらいいな。

 

●感情を表す言葉に注目、というところ、なるほどと思った。

 

●要約して返してもらったとき、すーっとお腹のほうに落ちていく感じがした。

 

●嫌いなこととや腹が立ったことを話しているとき、その人が大切にしているものがわかる。

 

すばらしい学びの時間を共にすることができた皆さまに感謝です。

ありがとうございました。

皆さまの人生が福いっぱいになりますように。