せめて花の絵を一枚

ある施設を訪れて気になったことを。

美しい玄関に立っても自動ドア開きません。

壁のインターホンで来訪を告げて、中から解錠してもらうようになっていたのですが、平日の昼間だったので、ちょっとびっくりでした。

中の事務所(?)に人がいるのは見えていました。

 もちろん、帰りも解錠してもらいました。

「徘徊」「脱走」対策万全というところでしょうか。

 ←季節外れの「八重山吹」が数輪咲きました。

  猛暑なのに。

来訪者である私はスリッパに履き替えるのですが、入所者である本人は外履きのままでOK・・・(?)

集まって食事をする部屋の前には、

職員ひとりずつの顔写真と自己PRを掲示してありました。 (意図は汲むけれど…大きすぎて怖い!)

人気のない共有のリビングルームのような場所には、一応、ソファーやテレビが置いてありました。

しかし、『生きもの』の気配を全く感じませんでした。

せめて花の絵一枚くらい、温もりを感じる布一枚くらい、なんとかならないものかなあ(T_T)


色とりどりの紙の花や飾り物で幼稚園のようにするのは好きではありませんが、

あんまりにも何もないので、それはそれで辛くなりました。

残りの時間をここで過ごされるのかと思うと、辛くなりました。

ここで働く人のことも想像してみました。


表面ばかりを美しく装って目くらましされるより、

いっそこれくらい徹底して「危険回避」でやってもらうほうがいいかも・・・?

帰り道、そんなことを考えてしまうくらい凹んでしまった私でした。