ほどよい距離感

ホームヘルプの<付き添い>で受診介助をしました。

私自身は初めて訪れる 松山市内のクリニックです。

待合も検査室も超満員で これからどうなることかと心配になるほどでした。

利用者ご本人は元々口数の多い方ではなく 静かに目を閉じて待ち時間を過ごされました。

私は スタッフの様子を興味深く観察しながら過ごしました。

 

超満員の患者の ほとんどが高齢者です。

杖やシルバーカーを使って ひとりで来院されている方が多い という印象でした。

入り口の自動ドアから受付まで無事にたどりつけるのかしら・・・なんてハラハラすることもたびたび。

 

そんななか感心したのは スタッフの皆さんの『接遇』です。

超満員の状態のなか すべてがスローテンポで進む高齢者の患者さんたちに、

けっして焦らさず ぞんざいにもならず かといって過剰な手出しもせず。

てきぱきと業務を進めつつ 丁寧でやさしい雰囲気なのです。

 

それは スタッフ間で交わされる有言無言のやりとりからも感じました。

混んでいて待ち時間は長かったですが、

診察を終えて会計をすませるまで気持ちよく過ごせました。

ありがとうございます お疲れさまです。

 

気持ちよく過ごせたポイントは スタッフの皆さんの ほどよい距離感かなと思います。

近すぎず 遠すぎず 相手とほどよい距離を保つことができるといい。

相手がどんな人であれ どんな場面であれ しっかり自分の頭と足とで立っている。

対人援助を仕事にするなら これはホント大事なことです。

あらためて そんなことを思いました。