「こんなケアマネはいやだ!」

amazonベストセラー1位獲得。

今や入手困難の噂も聞こえてくる「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」

尼崎の町医者:長尾和宏さん & 『まじくる介護』つどい場さくらちゃん:丸尾多重子さん

お二人の ぶっちゃけ対談です。

「ホンネ」を超越した感もある内容で どこをとっても笑えるのですが、

特にケアマネージャー(介護支援専門員)についての部分を紹介します。

先週末に「介護支援専門員実務研修」を終え、

めでたく(???)愛媛県に「介護支援専門員」の資格登録をした私。

まるちゃん(丸尾さん)の“毒”も“トゲ”も 一段とナマナマしく笑えました。

私の一番のお気に入りは、

  家族の悩みに即答するようなケアマネを信用するな! という切り口です。

 

 「こんなケアマネはいやだ!」

   ①家族にケアプランを説明しない

   ②高圧的な言葉づかい

   ③自分の宗教を押しつける

   ④マニュアル以外のことができない

   ⑤やたらケバイ・・・

 

 「こんなケアマネには気をつけろ!」

   ①情報を持たなさすぎる

   ②ケア会議に在宅医や訪問看護師を呼ばない

   ③あの在宅医は変えたほうがいい、と提案する

     ※ケア会議・・・在宅の場合はケアマネージャーが招集する「サービス担当者会議」 

              と呼ばれていて、本人・家族、ケアマネージャー、医師、介護サービ

              ス事業所などケアプランに関わる人が集まるもの。

 

 「心あるケアマネに求められるもの」

   ①誠実な人柄

   ②地域の生の情報を把握し、客観的に吟味できている

   ③どうすれば在宅を続けられるか、正確な情報提供ができる

   ④薬漬けにしない在宅医や訪問看護師の情報を持っている

 

 

研修の講義でもケアマネージャーの中立・公平性について繰り返し強調されていましたし、

ストレートな表現はされませんでしたが、

「お手盛りケアプラン」の問題にも触れられていたように思います。

 

研修の最終コマでの「ふりかえり」のグループワークでは、

「どんな介護支援専門員になりたいですか?」という設問がありました・・・(^_^;)

専門職として5年以上かつ900日以上の実務経験が受験資格要件なのですが・・・

学生ならともかく・・・(+_+)

よい年をした人たちがグループワークしないといけない現実・・・(ー_ー)

 

ちなみに 私は「上から目線ではない人」と発言したのですが、

グループの皆さんは ほんとに真面目に倫理綱領に沿う発言をしておられました。

他でも 私の考えることは少しずつずれているような気がしました。

あらためて「はみだし」の確認をしたみたいでした。

無事に修了できたのは真面目でオトナなグループの皆さんのおかげと感謝しています。

地元でのご縁がつながると嬉しいです。

 

さて たかが資格 されど資格。

これをどう活かしていくのか 明確なビジョンが生まれないまま悶々とする今日この頃です。