こころしてふれる(5)

おふくスタッフのマユミさんが語る ご両親の看取りの体験。

看取りの日々のことを語りながら 気持ちの整理をしているのが伝わってきます。

喜怒哀楽ひきこもごもの語りが 親への感謝に落ち着いていくのがすごいです。

 

そんななか聞き捨てならないのは “医療専門職”の放つ言葉。

その場面の彼らの表情や内面が とてもよくわかる気がして、

私もそちら側にいたのだと 改めて思います。

マユミさんの許可を得て、

お母さんの容態が思わしくなかったときの体験談を紹介します。

 

◇治療方針に対して積極的に同意しきれないマユミさんに対して主治医が言った言葉。

    「点滴したらまだ生きるのがわかっていてやらないのは、殺人ですよ」

◇動揺したマユミさんが「母の容態はどんなんでしょうか」と問うた時の看護師の返事。

    「神のみぞ知る、です」

 

そりゃあそうだけど・・・と思わず突っ込みを入れたくなる 看護師のそっけない一言。

天下の〇〇病院だから とすがるような気持ちでいる家族を裏切る一言。

その一瞬は ぽかんとするしかなくて腹も立たないけれど、

じわじわと後から怒りや悔しさがこみ上げて情けないけれど、

「みてもらっているから」 と黙っている人がいる。

 

天下の〇〇病院での 最近の話です。