明珠在掌(みょうじゅ たなごころにあり)

『明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)』

 あなた自身が尊い宝物を持っている

   (永井政之監修「ふっと心がかるくなる禅の言葉」ナガオカ文庫120頁)

 

 

自分のてのひらの中に透明な美しい珠があるなんて、

そうそう思えるものではないです。

 

くもっていて にごっていて かさぶたもあったりして 

・・・そんなガラス玉なら 「ある」と言えます。

 

妬みや ひがみや 恨みなんかでできている

・・・そんな“チクチクさん” も 「いる」と言えます。

 

ほんとうは持っているはずの美しい珠や“ふわふわさん”なのに、

「与えられていない」 とか 「なくしてしまった」 とか、

自分で思い込んでいるのかもしれません。

 

『「明珠」はあなただけの個性や能力と置きかえることもできます。

 それに気づき、信じて、磨きましょう。』   (「ふっと心がかるくなる禅の言葉」121頁)

 

ひとりでは難しくても、

誰かと一緒なら 自分のてのひらの中の珠を見つけられるかも。