出会いの一瞬

おふくのキッチンにかかっている「坂村真民詩集 日めくりカレンダー」。

本日 29日は、

「出会いの一瞬で すべてはきまる」

 

先週末 まさにそんなできごとがおふくにありました。

台風の中を「見学したい」と訪れた方がおられたのですが、  

その場で スタッフとして働いてくれることに決まったのです。

 

いろいろないきさつがあって 現在は求人情報を出していません。

そうは言っても心の中では、

「こんな人がいたらいいなあ」と自分勝手なスタッフ像を密かに描いていました。

「そんな都合の良い人は現実にはいないだろう」 とも思っていました。

 

こんなええかげんな私のもとに 突然やって来た見学希望の女性。

玄関を入って来られた時から 私のアンテナは高感度に反応していました。

その女性は仕事を求めて見学に来られたわけではなく、

ふだん通る道に何やら看板が出ているのが気になっていたくらいだったそうですが、

たまたま その日は 「中を見ていこう」 という気持ちになったとのことでした。

(台風が接近しているというのに・・・!)

もちろん私も 初対面の方の職業など知らないまま ご案内しました。

 

お話を聞いているうちに ひょんなことから その女性が求めているものがわかり、

あっという間に話が成立してしまいました。

こんなことがあっていいのかな・・・といささか動揺しつつ、

でも 確かに出会った瞬間から 私の中の何かが反応していました。

 

オープンして1か月。

おふくに頼もしいスタッフが加わりました。 

 

 「すべては出会いの

  一瞬できまる

  だから

  その時のために

  心を磨いておくのだ

  名刀のように    」   (『名刀のように』坂村真民)