歩歩是道場(ほほこれどうじょう)

「日々の暮らしのすべてが、学びの場です。

 こころざしさえ失わなければ、 どんな環境にあっても、

 自分を磨いたり夢に近づくことはできるはず。」

  (永井政之監修「ふっと心がかるくなる禅の言葉」ナガオカ文庫18頁より)

 

昨日に続き 禅の言葉です。

維摩居士が修行僧に答えた言葉「直心是道場」からきているそうです。

 

 

閑静な修行の場を探していた修行僧に、

「まっすぐ素直な心を持っていれば、どんなところでも道場、すなわち修行の場である」と。

 

自分のおかれた場所や環境を言い訳にしないで 無心に打ち込む。

自分のすることなすことの 一歩一歩が修行だということ。

 

私には 『まっすぐ素直な心』を持ち続けることが修行そのもので、

「んっ?!」 とか 「えっ?!」 とか 「なにっ!」 とか過敏に反応しないで、

「ほうっ・・・そうなんだ」 と 一呼吸おくように意識しているつもりです。

とはいえ 身についた反応の習慣を変えるのは なかなか難しい。

相手の中に 相手との関係の中に 自分の中に 

ワクワクを探しているつもりになれば良いのかもしれません。